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VW「クロスアップ」の良い点・欠点|25.2km/Lの低燃費SUV

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クロスアップは、2015年8月に日本で発売が開始されたフォルクスワーゲンの新型車で、クロスポロ・クロスゴルフ・クロストゥーランに続き、第4段目になります。

ベースはムーヴアップをベースに最低地上高を10mm上げて155mmに高め、専用フロント・リアバンパーにルーフレールを加え、SUV風に仕上げています。

VWクロスアップの全体画像・赤

ラインナップは1.0L直列3気筒エンジンを搭載した1グレードのみで、車輌本体価格は194万円と、200万円を切る設定です。仕様はFF仕様のみで、SUVでありながら4WDは選べません。
燃費面ではJC08モード燃費で25.2km/Lの低燃費を実現しており、車輌価格が安いこともあってコストパフォーマンスに優れています。
安全面でも-シティエマージェンシーブレーキやサイドエアバッグが標準装備で、安全性にも特に配慮した車となっています。

「クロスアップ」の良い点(メリット)

①200万円を切るリーズナブルな設定。

クロスアップは車輌価格が194万円と、200万円を切る価格設定で、かなりリーズナブルなモデルです。国産SUVであるヴェゼルが193万円・ジュークが197万円となっており、輸入車SUVでは異例の価格設定な事が分かります。
FF仕様の設定しかなくSUVなのに4WDが選べないのは残念なところですが、最低地上高は155mmと高めなので、都会の雪程度なら特に問題ないです。オシャレなSUV風のデザインの車に乗りたい方には、ぴったりかもしれません。

②JC08モード燃費25.2km/Lは立派。

クロスアップは、アイドリングストップ機能とブレーキエネルギー回生システムの採用により、JC08モード燃費25.2km/Lの低燃費を実現しています。ライバル車と比較すると、ヴェゼルが20.6km/L・ジュークが18.0km/Lと大きく上回っており、ランニングコストは良いです。
平成32年度燃費基準・排出ガス75%低減を達成するなど、環境にもお財布にも優しい車種となっています。

③最小回転半径4.6mと抜群の取り回し。狭い路地やUターンも余裕。

クロスアップは最小回転半径が4.6mと、ポロの4.9mより小回りの効くモデルとなっています。一般的には5.0mを切ると凄く小回りが効くと言われており、狭い路地やUターンなども楽勝です。
ちなみにライバル車のジューク・ヴェゼルと比較すると、2車種共に5.3mとなっており、クロスアップの方が優れています。狭い道の多い都会向きな車と言えるかもしれません。

④クロスアップは、サイドエアバッグまで標準装備。

クロスアップは、低速域での追突回避・被害軽減をしてくれるシティーエマージェンシーブレーキやブレーキアシストなどを標準装備しています。こうした先進の安全装備が備わっており、もしもの時も心強いです。
また頭部保護機能付サイドエアバッグも備わっており、このクラスで標準装備はとしては珍しいです。ライバル車のヴェゼル・ジューク共にオプションでの設定となっており、その点クロスアップは安全性の高い車種となっています。

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「クロスアップ」の欠点(デメリット)

①室内空間・ラゲッジスペース共に狭すぎ。

クロスアップは、全長3,570mm×全幅1,650mm×全高1,520mmとかなりコンパクトなサイズとなっており、室内・ラゲッジルーム共に狭くなっています。
室内ではリアシートの足元のスペースが狭く、女性でもギリギリ座れるかなといったレベルで、膝を立てて座る感じです。
ラゲッジルームは奥行き460mm×全幅980mm×高さ680mmで容量は250Lです。リアシートを倒すと、奥行きが1230mmになり容量も950Lに拡大します。しかしコンパクトカーより容量は少なく、完全なフラットにもならないため使い勝手も良くないです。

②ジューク・ヴェゼルに最高出力・最大トルク共に完敗。

クロスアップは、1.0L直列3気筒エンジンを搭載し、最高出力が75馬力・最大トルクは9.7kgmというスペックとなっています。燃費を重視したためか、パワー面では物足りなさがあります。
ライバル車と比較しても、国産SUVのジュークが114馬力・15.3kgm、ヴェゼルが131馬力・15.8kgmとなっており、最高出力・最大トルク共に大幅に劣っています。車輌重量が950kgと軽いので、街乗りではそこまで苦にならないかもしれませんが、坂道や高速走行は少々厳しいかもしれません。

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