コンパクトSUV

【5人乗り】RVR(三菱)のメリット・デメリット|燃費15.4km/L、価格205万~

更新日:

RVRの全体画像

三菱RVR
5人乗り・3ナンバー

人気 燃費 価格 馬力 室内広さ
荷室広さ
操作性
安全性
とても残念 残念 とても良い 残念 とても残念 良い
20位 15.4
km/L
205万~ 139馬力 残念 残念

RVR(G)の口コミ・評価

RVR『アクティブ・ギア』の試乗レポ

新型RVRは2010年2月に日本で発売が開始され、現行モデルで3代目で2代目が2002年に販売を終了して以来、実に8年振りの復活になります。

初代・2代目はRVブームに乗ってオフロード走行を意識したスポーツギアモデルを設定するなどライバル車にはない独自路線を展開していましたが、3代目はオンロードを優先させた都会的なエクステリアを採用しています。

それでいて歴代モデルから高い4WD性能・悪路走破性はしっかりと受け継いでおり、どんなシーンでも幅広く使える便利なSUV車となっています。

RVRの【燃費】HV仕様の設定なし

RVRの全体画像

1.8L直列4気筒エンジン&アイドリングストップ機能を搭載した新型RVRは、JFF車でJC08モード15.4km/Lとまずまずの燃費数値となっています。ただライバル車のヴェゼルと比較すると、ガソリン仕様で20.6km/L・HV仕様では27.0km/Lとなっており、RVRとはかなりの差があります。

HV仕様の設定がなく燃費面ではやや遅れをとっているRVRですが、2019年にはフルモデルチェンジが計画されており、その際にはPHEV車も設定される予定となっています。ただ、現状では燃費面は正直太刀打ち出来ないレベルではあります。

SUV燃費ランキング

RVRの【価格】本格4WDで200万円台前半はお買い得。

RVRの運転席画像

エントリーグレードのMが205万円~・上級グレードのGが225万円~の新型RVRは、本格的な4WD性能を持っていながら200万円台前半で買える数少ないコンパクトSUVになります。

ライバル車ではC-HRを見てみると、ガソリン車が251万円~・HV車は264万円とかなりの価格差があります。

もちろんブランド・装備・性能などが異なるので一概には比較出来ませんが、RVRはかなり割安な設定となっており、お買い得感のある1台と言えます。

SUV価格ランキング

RVRのメリット(良い点)

①4WDロックまで備える本格派のコンパクトSUV。

RVRの後方画像

最低地上高195mmを確保した新型RVRは、雪道や多少の悪路ならすいすいと走ってくれます。

コンパクトSUVの多くはヴェゼルのように4WD仕様の設定はあるもののオンロード寄りの車種が多いですが、RVRは「2WD・4WDオート・4WDロック」の3種類の走行モードが設定されています。

路面状況に合わせてモードを切り替える事が可能で、本格的なオフロード性能を持っており、オフロードを走る事のある方には特に心強いコンパクトSUVになります。

②419LとコンパクトSUVではトップクラスの荷室容量。

RVR後部座席使用時の荷室画像

フル乗車時で奥行き820mm×幅1,000mm×高さ730mmの新型RVRは、419LとコンパクトSUVではトップレベルのラゲッジ容量となっています。(サブトランクの容量も含む)

リアシートを倒すと奥行きは最大で1,610mmまで拡大し、広大でフラットなフロアが出現します。またサブトランクは奥行き340mm×幅690mm×深さ145mmと広く、実用的な収納スペースとなっています。

RVRの荷室画像

ライバル車のヴェゼルが393L・CX-3は350L・CH-Rは318Lと容量は限定的で、RVRの方がラゲッジルームの使い勝手は良いです。

③後席にはスライド機能もあり、足元空間は余裕あり。

RVRの後部座席画像

室内(長1,865mm×幅1,480mm×高1,260mm)の新型RVRは、ヴェゼルより室内長が65mm小さいものの、コンパクトSUVではまずまずの広さを確保しています。

ホイールベースは2,670mmと全長が340mm以上大きいアウトランダーと同じサイズになっており、室内空間にも余裕があります。

後席にはリクライニング機能は残念ながら備わっていませんが、スライド機構は用意されており、後ろまで下げると足がしっかりと伸ばせます。大人2人なら十分問題ないレベルです。(3人だと横幅がかなりきつい)

④最小回転半径は5.3mと小回りが効くので運転しやすい。

RVRのタイヤ画像

全(長4,355mm×幅1,770mm×高1,630mm)の新型RVRは、全幅が1.7m超えとややワイドなもののコンパクトな車体に抑えており、扱いやすいSUVになります。

またシート高は前席が660mm・後席が670mmとヒップポイントが高く、SUVならではの見晴らしとなっています。ややリアガラスの面積が小さいですが、それ以外は十分なサイズがあり、全体的に視界は悪くありません。

最小回転半径も5.3mとSUVでは取り回しの良い方なので、狭い路地やUターンも楽チンです。

RVRのデメリット(欠点)

①自動ブレーキ機能などの予防安全装備が未搭載。

RVRの運転席まわり

衝突安全強化ボディRISEを採用するなど高い衝突安全性能を誇る新型RVRですが、自動ブレーキ機能など先進の予防安全装備の設定がありません。

デビューが2010年と設計が古いので仕方ない面もありますが、毎年のように改良を加えているので、どうせならメーカーオプションでも良いので自動ブレーキ機能は付けて欲しいところです。

ライバル車のヴェゼル・CX-3などには歩行者までカバーする衝突被害軽減ブレーキなどが備わっており、安全面ではかなり差がついています。

②1.8Lエンジン&1,350kg超えではややパワー不足か。

RVRのメーターまわり

1.8L MIVECエンジンを搭載した新型RVRは、最高出力139馬力・最大トルクは17.5kgmとまずまずのスペックになっていますが、車両重量がFF車で1,350kgと重いこともあり、登坂路やフル乗車時での高速走行では少々パワー不足に感じます。

その点ライバル車では、ヴェゼルHVはシステム出力は152馬力高い加速性能・CX-3のディーゼル仕様は105馬力・27.5kgmと2.5L並のパワーを誇るなど、走行性能は折り紙つきです。

RVRのまとめ

RVRの全体画像

新型RVRはオンロード主体のコンパクトSUVが多い中で、オンロードはもちろんのこと、オフロードでも高い走破性を発揮する使い勝手の良いコンパクトSUVになります。

室内の居住性と積載能力を高い次元で両立しており、普段の買い物から休日のお出かけまで幅広く使えます。

ただ燃費があまり良くないのと、予防安全装備が未設定なのは普段の足として使うにはやや物足りない面はあります。RVRはどちらかというとアウトドアなどオフロードで多く使う人の方が向いているかもしれません。

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