三菱アウトランダー
7人乗り・3ナンバー
人気 | 燃費 | 価格 | 馬力 | 室内広さ 荷室広さ |
操作性 安全性 |
18位 | 16.0 km/L |
253万~ | 169馬力 | ||
新型アウトランダーは、2012年10月に日本で発売が開始され、現行モデルで2代目になります。ラインナップは、2.0Lエンジンを搭載した20Gと2.4Lエンジンの24Gの2モデル構成されており、2.0L車はFF仕様・2.4L車は4WD仕様となっています。
どちらのモデルにも予防安全装備を標準装備したセーフティーパッケージ・エレクトリックテールゲートなど使い勝手の良い機能を装備したナビパッケージを用意しています。
2017年2月の一部改良では、予防安全機能の向上やスマートフォン連携デジスプレイオーディオが追加されており、デビューから5年を経過していますが、常に進化し続けています。
アウトランダーの【燃費】2.0L車は16.0km/L
新型アウトランダーは、オートストップ&ゴー・MIVECエンジンの搭載により、2.0LモデルがJC08モード16.0km/L・2.4Lモデルが14.6km/Lの低燃費を実現しています。
全車が平成27年度燃費基準+10%を達成・平成17年基準排出ガス75%低減レベルをクリアしており、環境にもお財布にも優しい仕様になります。
ライバル車を見てみると、ハリアーが16.0km/L・エクストレイルは16.4km/Lとなっており、ほぼ同程度の燃費数値です。休日のお出かけから普段の足としても使っても惜しくない環境性能となっています。
アウトランダーの【価格】 2.0Lは253万~
2.0Lモデルが253万円~・2.4Lモデルが283万円~の新型アウトランダーは、国産SUVでライバル車にあたるエクストレイルと比較すると、2.0Lモデルが223万円~・HV仕様が266万円~となっており、20万円~30万円程度高い価格設定になります。
もちろんブランド・装備・性能などが違うので一概には比較出来ませんが、アウトランダーのガソリン仕様がエクストレイルのHV仕様より高いのはちょっと割高な感は否めません。
アウトランダーのメリット(良い点)
①e-Assistの搭載により、車両だけでなく歩行者にもしっかり作動。
ベースグレードの20G・24Gを除いた全グレードに「e-Assist」を標準搭載した新型アウトランダーは、シングルカメラと赤外線レーザーの組み合わせにより、車両だけでなく歩行者にも対応する衝突被害軽減ブレーキを備えています。
この他にも「車線逸脱警報システム」・全車速前者追従式の「レーダークルーズコントロール」も搭載しており、ドライバーの運転をサポートしてくれます。
ライバル車のエクストレイルはシングルカメラのみですが、歩行者もカバーするので同程度のレベルですが、「車線逸脱警報システム」・「クルーズコントロール」はオプションでさらにクルーズコントロールは速度固定式となっており、アウトランダーの方が使い勝手は良いです。
②マルチアラウンドビューモニターの搭載により死角部分をサポート。
大きめのフロント・サイドガラス&高いヒップポイントの新型アウトランダーは、全体的に視界が良く、運転のしやすい車種になります。
それでもSUVということもあり、側・後方は死角になる部分がありますが、そこをしっかりとカバーする「マルチアラウンドビューモニター」をナビパッケージには標準搭載しています。(他のグレードはメーカーオプション)
前後左右はもちろんのこと、車両を真上から見下ろすような視点で映像を映し出してくれるバードビュー機能も付いており、狭い駐車場や路地での運転の際には重宝します。
③3列目シートはクッションが厚いアウトランダーの方が快適。
室内(長2,580mm×幅1,495mm×高1,265mm)の新型アウトランダーは、ミドルクラスSUVでは珍しい7人乗りを採用しており、トップレベルの室内の居住性を誇ります。
1~2列目は頭上・足元空間共に広く余裕があるほか、3列目シートもクッションの厚みもあり、長距離ドライブでも疲れなくてイイです。
ライバル車のエクストレイルは、室内(長2,555mm×幅1,535mm×高1,270mm)とほぼ変わらない広さですが、3列目はクッションが薄くエマージェンシー的なシートとなっています。7人乗る機会が多いなら、アウトランダーの方が快適です。
④最小回転半径は5.3mと小回りが利くので、Uターンも楽チン。
全(長4,695mm×幅1,810mm×高1,710mm)の新型アウトランダーは、一般的な機械式立体駐車場の横幅制限になっていることが多い1,850mmより小さく、外出先での駐車場には困ることは少ないです。
最小回転半径も5.3mとミドルクラスSUVの平均値(5.5m)より小さめで、運転のしやすい車種になります。
ライバル車のエクストレイルは全(長4,640mm×幅1,820mm×高1,715mm)とほぼ変わらないサイズですが、最小回転半径は5.6mと大きめになっており、アウトランダーの方が小回りは効きます。
アウトランダーのデメリット(欠点)
①ラゲッジ容量・使い勝手共にエクストレイルの方が良し。
フル乗車時奥行き365mm×幅1,010mm×高さ810mmの新型アウトランダーは、7人乗りということもあり、居住スペースが優先されているため、あまりラゲッジスペースは広くありません。(3列格納時で奥行き990mm・2列までだと1,730mm)
またシートバックは布製なので、汚れや水には弱いです。
その点ライバル車のエクストレイルは、7人乗りのほかに5人乗りも用意されており、フル乗車時奥行き900mm×幅1,020mm×高さ790mmと広大なスペースとなっています。また荷室は防水加工となっており、使い勝手の面でもエクストレイルの方が良いです。
②7人乗りでこのスペックでは、走行性能はやや物足りない。
新型アウトランダーは、エントリーグレードの20Gに2.0L直列4気筒エンジンを搭載しており、最高出力150馬力・最大トルクが19.4kgmとなっています。
ただ1.5t近い車両重量に加えて7人乗り仕様ということもあり、フル乗車だと高速走行や坂道では少々パワー不足に感じます。
24Gでは2.4L直列4気筒エンジンを搭載し、169馬力・22.4kgmと少しマシにはなりますが、それでもちょっと物足りない走行性能です。
アウトランダーのまとめ
新型アウトランダーは7人乗りの設定のみとなっており、3列目シートもしっかりと作られています。
このクラスのSUVだと5人・7人乗りの2パターンを作っている車種が多く、7人乗りの3列目シートは簡易的なものが多いです。
その点アウトランダーは3列目シートでも快適に過ごせるので、常時3列まで使う方にはおススメの1台になります。
またシートやサスペンションの軽量化を図ったことで、初代モデルより100kg以上の軽量化に成功しており、燃費面でもまずまずの数値となっています。
大きさもちょうど良いサイズで扱いやすく、街乗りなど普段の足としても大活躍してくれます。