photo by : Alexander Migl
スズキ・ジムニーシエラ
4人乗り・5ナンバー
人気 | 燃費 | 価格 | 馬力 | 室内広さ 荷室広さ |
操作性 安全性 |
圏外 | 15.0 km/L |
176万~ | 102馬力 | - |
20年ぶりにフルモデルチェンジされた4代目となる軽自動車のジムニー。
その軽自動車ジムニーをベースに小型車規格に、オーバーフェンダーで全幅を大きくしたのがジムニーシエラです。
軽のジムニーとは違って排気量は1.5Lあり、馬力も102PSと力強いです。
ジムニーシエラは、5MTと4ATが選択でき、4WDのみ、4人乗り設定となっています。
普通乗用車のSUVで4人乗りなのはジムニーシエラのみです。
車両・歩行者対応の自動ブレーキなどの先進安全装備が追加され、従来のジムニーシエラよりも格段に性能アップしています。
ジムニーシエラ【燃費】WLTCモード15.0km/L
ジムニーシエラの燃費は最大でWLTCモード15.0km/Lとかなり燃費が悪いといえます。
日本で最近導入されたWLTCモードですが、より実燃費に近いといわれており、従来のJC08モードよりも数値が低くなります。
とはいえ、ジムニーシエラはコンパクトSUVにも関わらず燃費の悪さが際立ってしまいます。
同じスズキのコンパクトSUV「イグニス」は燃費最大JC08モード28.8km/Lなのでかなりの差があります。
ジムニーシエラ【価格】176万円~
ジムニーシエラの価格は176万円からで、SUV全体のなかではかなり安い部類に入ります。
スズキのSUV車は全体的に安く、価格の安さで上位を占めています。
5MTが176万円から、6ATが185万円から購入でき、マニュアル車の方が安い価格設定になっています。
しかし、この値段はセーフティサポートなしの料金なので、自動ブレーキなどの安全装備を付けたい場合は、メーカーオプションで追加料金が必要になります。
ジムニーシエラのメリット(良い点)
視界良好、文句なしに運転しやすい
ジムニーシエラは、ボディサイズが小さくて小回りが利き、かつ運転席が高いのでとても運転しやすいです。
ボディも四角くボンネットも見やすいので、車幅が把握しやすいです。
もちろん窮屈感はありますが、運転しやすさについては右に出るものはいないでしょう。
悪路の走破力が高い
悪路で空転した車輪だけにブレーキをかけて、空転していない車輪に駆動力を確保できる「ブレーキLSDトラクションコントロール」が標準装備されており、脱出性能に優れています。
急な下り坂では、アクセルとブレーキ制御を車に任せることができる「ヒルディセントコントロール」で、ハンドル操作に集中することができます。
また、見てもわかるよう最低地上高も210mmと高く、バンパーやアンダーボディが接触しにくいようデザインされています。
セーフティサポート車は安全性が高い
セーフティサポート装備車に限定されてしまいますが、様々な予防安全技術が集約されています。
車両・歩行者対応の自動ブレーキだけでなく、誤発信抑制機能、車線逸脱警報、ふらつき警報、標識認識機能、ハイビームアシストなどがあります。
油断は禁物ですが、大きな事故などの被害が軽減されることは間違いないでしょう。
カーテンエアバッグが標準装備
運転席と助手席のエアバッグの標準装備は一般的になってきましたが、後部座席まで守ってくれるカーテンエアバッグが標準装備されている車は珍しいです。
ジムニーシエラは車幅が狭く上に車高が高く、横転しやすそうなので、サイドを守ってくれるカーテンエアバッグはかなり有効に働いてくれそうです。
ジムニーシエラのデメリット(欠点)
後部座席は補助席みたい
ジムニーシエラは4人乗りとはいえ、後部座席はかなり窮屈です。
座面も低いので膝が持ち上がり、長時間の乗車は疲れてしまいそうです。
左右独立で12段階のリクライニングができることは評価できますが、シートも小さいので普段使いには向きません。
荷室スペースはほぼない
ジムニーシエラは、後部座席を使用していると、ほぼ荷室スペースはないものと思った方がよいでしょう。
また、後部座席を倒すとフラットになりそれなりに荷物を載せられますが、荷室の床面が高いので重い荷物を載せるときは苦労しそうです。