JC08燃費:6.7~7.7km/L
価格:499〜698万円
2997cc
5人乗り
キャデラック・SRXクロスオーバーは、2010年8月に発売が開始され、現行モデルで2代目になります。
今回のモデルチェンジでは、3.6Lから3.0Lにダウンサイジングされ、ハイオク仕様からレギュラー仕様に変更されました。
これによりJC08モード燃費7.7㎞/Lと低燃費を実現しています。
またボディーサイズも全長4,855x全幅1,910x全高1,690mmと一回りコンパクトになり、3列7人乗りの設定がなくなり、2列5人乗りのみとなっています。
ラインナップは、3.0LV6エンジン搭載モデルのみで、エントリグレードのラグジュアリーと上級グレードのプレミアムの2グレードになります。
車両本体価格はそれぞれ584万円・688万円の設定です。
プレミアムは、ラグジュアリーにHIDヘッドライトやウルトラ電動サンルーフ、20インチアルミ、リヤシートエンターテイメントシステムなどを装備の他、衝突軽減ブレーキなどの安全装備も追加されています。
キャデラック「SRXクロスオーバー」の良い点(メリット)
①通常時844L・最大1,745Lとまずまずの容量。床下収納があるのは嬉しい。
ラゲッジルームは、通常時で奥行き970㎜×幅1,130㎜×高さ740㎜で、844Lとまずまずな容量です。
リアシートを倒すと、奥行きが1,900㎜まで拡大し、最大で1,730Lにもなります。フロア下に床下収納も備わっており、洗車道具や工具を入れておくことも可能です。
フロアにはU字のレールが標準装備されており、大きな荷物を積む際にはしっかりと固定が出来ます。
また開く高さを調整出来るパワーリフトゲートを備えているのも使い勝手が良いです。
②NHTSAによる衝突安全テストで最高ランクの5つ星を獲得。先進の安全装備も充実。
SRXクロスオーバーは、超高張力鋼板などの先進素材をボディーに使用している他、合計6つのエアバッグを搭載するなど安全性に定評があります。
NHTSAによる衝突安全テストでは、最高ランクの5つ星を獲得するなど高い評価を得ています。
この他にエスカレードなどにも採用されている警告振動機能付きのドライバーシートが、エントリーグレードのラグジュアリーから標準装備となっています。
上級グレードのプレミアムには、前方だけでなく後方にも対応する自動ブレーキを用意してあるので、是非選びたいところです。
③エントリーグレードは600万円を切るプライスでお得感あり。
3.0LにダウンサイジングしたSRXクロスオーバーは、価格も従前モデルより安く設定されており、エントリーグレードのラグジュアリーが584万円・上級グレードのプレミアムが688万円の価格設定になっています。
ライバル車を見てみると、X4が687万円~805万円・リンカーンMKXが665万円となっています。
もちろん装備・性能が異なるため一概には比較出来ませんが、輸入車SUVでは割安な設定でお得感があります。
④プレミアムには、クラス最大級の開口部を誇るウルトラビュー電動サンルーフを採用
上級グレードのプレミアムには、このクラスでは最大級の開口部を誇るウルトラビュー電動サンルーフを採用しています。
フロント側のガラスはスライド可能になっており、開けると開放感が広がります。ガラスパネルにはUVカットガラスを使用&電動サンシェードを備えているので、日差しのきつい日でも平気です。
またサンルールの開閉に合わせて音量を自動調整する機能も備わっており、細かいところにも配慮してあります。
キャデラック「SRXクロスオーバー」の欠点(デメリット)
①2桁燃費の車種がが多い中、7.7km/Lは平均以下の数値。
3.6Lから3.0Lにエンジンをダウンサイジングした事により、SRXクロスオーバーはJC08モードで7.7km/Lの低燃費を実現しています。
しかしライバル車と比較するとBMWX4がxDrive28iで13.7km/Lとなっており、かなりの差があります。このクラスでは2桁燃費の車種も多く、平均以下の数値です。
先代のハイオク仕様からレギュラーガソリン仕様に変更したのでコスト面はやや改善しましたが、ライバル車の半分程度の燃費では正直厳しい感じは否めません。
②側・後方の視界はあまり良くない。左ハンドルなのもネック。
SRXクロスオーバーは、後ろに行くにつれ天井が低くなっていくデザインになっており、サイド・リアガラスが小さめです。
またCピラーも太めで、後方・側方の視界はあまり良いとは言えません。
どうしても死角になる部分が出てくるので、駐車などの際にはリア&サイドビューカメラと睨めっこする感じになります。
左ハンドルの設定しかないと言う事もあり、慣れるまでは結構気を使う事になるかもしれません。