「XC60」は、2009年8月に日本で発売が開始されたボルボ初のコンパクト・プレミアム・クロスオーバーです。
発売当初は3.0LモデルのT6のみのラインナップでしたが2015年に廃止され、現在は2.0LディーゼルモデルのD4・2.5LガソリンモデルのT5の2モデル5グレードから構成されています。
D4グレードは、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルターボを搭載し、最高出力190馬力・最大トルクは40.8kgmとパワフルな性能を持っています。
それでいて燃費面ではJC08モードで18.6㎞/Lの低燃費を実現するなど、エコと走りを両立させたモデルとなっています。
安全面では、計10種類からなる安全装備を標準装備したインテリセーフ・テンを全グレードに標準装備するなど、安全性にも配慮した車種となっています。
ボルボ「XC60」の良い点(メリット)
①D4グレードは燃費18.6㎞/L
ボルボXC60は、2015年に新たに追加されたD4グレードに2.0L直列4気筒ディーゼルターボを採用しています。燃料噴射の自動調整を行うi-ARTによって、最適な燃料噴射を行うことで優れた燃費性能を実現しています。
JC08モード燃費では18.6㎞/Lとなっており、このサイズの輸入車SUVではトップクラスの燃費水準です。ライバル車のBMW・X3(18.6㎞/L)と同等、Q5(12.5㎞/L)は大きく上回っています。
②最高出力190馬力でパワフルな走り
XC60はD4グレードが2.0L直列4気筒ディーゼルターボを搭載し、最高出力190馬力・最大トルクが40.8kgmとパワフルな走りを実現しています。1750~2500回転の低回転から発生する巨大なトルクは、とてもパワフルで一般道でもストレスなく加速する事が出来ます。
ライバル車のX3と比較すると、184馬力・38.7kgmとなっており、共に上回っています。Q5だと、最高出力こそ240馬力と負けていますが、最大トルクは35.7kgmと大きく差をつけています。
③XC60は539万円からコスパ良し
ボルボXC60は2.0Lディーゼルと2.5Lガソリンモデルから構成されており、価格帯は539万円~675万円の設定になっています。
ライバル車と比較すると、X3が591万円~747万円・Q5が627万円~799万円となっており、割安感があります。
燃費面ではX3と同等、Q5は大幅に上回っており、コストパフォーマンスも抜群です。安全装備も全グレードで充実しており、お買い得な一台になっています。
④安全装備を標準装備でトップクラス
ボルボXC60は、全グレードに計10種類からなる安全装備を標準装備した、先進安全装新安全・運転支援『システムインテリセーフ・テン』を採用しています。
衝突被害軽減ブレーキをでは、ミリ波レーダー・カメラ・赤外線を利用することで、車両のほかに歩行者や自転車にも対応でき、安全性は特に高くなっています。
この他にもカメラセンサーによって道路標識を検知し、教えてくれるロードサインインフォメーションなどのライバル車にない機能を装備するなど、付加価値も高い車種です。
⑤後席のヘッドレストを運転席から倒せる
ボルボXC60は、リアシートの左右のヘッドレストを運転席から操作することで倒すことが出来るスイッチが付いています。
倒したヘッドレストを起こすのはさすがに手動ですが、バックをする際には結構便利な機能です。
この機能により後方の視界を十分に確保でき、安全性も高くなります。何気ない機能ですが、こうした細かい気配りのある車種となっているのはプラスポイントです。
ボルボ「XC60」の欠点(デメリット)
①X3より荷室容量が通常50L・最大150L小さい
ボルボXC60のラゲッジルームは、奥行き990㎜×幅1,120㎜・高さ750㎜で、荷室容量は通常時で495Lです。後席を倒すと奥行きが1,850㎜まで拡大し、最大で1,455Lとなります。横幅が広くフラットなのでゴルフバックも横置き可能です。
容量はそれなりにあるのですが、ライバル車のX3と比較すると通常時で50L・最大で150Lの差があります。床下収納も付いてはいますが、容量はそこまでないので洗車用具などの小物を入れる程度です。