ホンダ・ヴェゼル
5人乗り・3ナンバー
人気 | 燃費 | 価格 | 馬力 | 室内広さ 荷室広さ |
操作性 安全性 |
2位 | 27.0 km/L |
192万~ | 132馬力 | ||
ヴェゼルは、日本で2013年12月に日本で発売が開始された新型車になります。2014年から3年連続SUV暦年新車登録販売台数1位に輝いており、発売以来24万台を超える累計販売台数を誇る超人気車種です。
ラインナップは、1.5Lエンジン搭載のガソリン仕様と1.5Lエンジンと高性能モーターを組み合わせたHV車の2モデルから構成されています。
ガソリン・HV車共に新世代技術のアースドリームテクノロジーを採用しており、高い走行性能と燃費性能を両立しています。
ヴェゼルの【燃費】HV仕様は27.0km/L
新型ヴェゼルは、ガソリン車に1.5LDOHCエンジンを搭載し、JC08モード20.6km/Lの低燃費を実現しています。HV仕様は1.5Lエンジンに高性能モーターの搭載により、さらに燃費が良く27.0km/Lと優れた環境性能を誇ります。
ライバル車との比較では、C-HRがガソリン車15.4km/L・HV車が30.2km/L、CX-3が23.2km/Lと、ガソリン車・HV車共にトップレベルの燃費性能となっています。
ヴェゼルの【価格】200万円前後で買える
ガソリン車が192万円~・HV車が227万円~の新型ヴェゼルは、100万円台後半から200万円台前半で買えるコンパクトSUVになります。
ライバル車で同じラインナップのCH-Rを見てみると、ガソリン車が251万円~・HV車は264万円とかなりの価格差があります。
もちろんブランド・装備・性能などが異なるので一概には比較出来ませんが、ヴェゼルはかなり割安な設定となっており、お買い得感のある1台と言えます。
ヴェゼルのメリット(良い点)
①ホンダセンシング設定で、トップクラスの安全性能を確保。
発売当初は安心パッケージしか設定がなくやや物足りない予防安全装備だった新型ヴェゼルですが、直近のマイナーチェンジでホンダセンシングを新たに設定し、ライバル車に見劣りしない予防安全性能へと進化しました。
また衝突安全性能も高く、新・安全性能総合評価では最高ランクの5つ星も獲得するなど、安全性能には定評があります。ライバル車のCX-3と比較してみても同程度の安全装備は確保しており、もしもの時も心強いです。
②CX-3・CH-Rより一回り広く、大人の男性でも快適に過ごせる。
ホンダの特許技術であるセンタータンクレイアウトを採用した新型ヴェゼルは、燃料タンクを前席シート下に移動させた事で、室内の居住性を高めています。
室内(長1,930mm×幅1,485mm×高1,265mm)とこのクラスではトップレベルの広さとなっており、大人の男性が乗っても余裕のある作りです。
ライバル車のCX-3は室内(長1,810mm×幅1,435mm×高1,210mm)・CH-Rは室内(長1,800mm×幅1,455mm×高1,210mm)と狭く、全ての項目でヴェゼルが上回っています。
③ラゲッジは393Lと十分な容量を確保し、使い勝手も良好。
通常時奥行き7800mm×幅1,000mm×高さ880mmの新型ヴェゼルは、低床プラットフォームの恩恵で天地方向に余裕があり、393Lと十分なラゲッジスペースを確保しています。
後席を倒すと奥行きは最大で1,700mmまで拡大し、広大でフラットなフロアとなるので、使い勝手も良くなっています。
ライバル車を見てみると、CX-3は350L・CH-Rは318Lと容量は限定的です。荷物を沢山積む方は、ヴェゼルが実用的でおススメになります。
④高性能の防音材などの採用により、一クラス上の静粛性を実現。
新型ヴェゼルは、不織布タイプのアンダーカバーや上級セダンにも用いられている遮音性の高いフロアカーペットなど高性能の防音材を採用しており、優れた静粛性を実現しています。
この他にもドライブシャフトの振動伝達対策なども施されており、コンパクトSUVとは思えない静かさです。
ライバル車のCX-3では、ナチュラルサウンドスムーザーの搭載により以前のディーゼル車に比べると静かに放っていますが、ディーゼル車特有のエンジン音やロードノイズなどはどうしても室内に入ってきてしまいます。室内の静粛性ではヴェゼルの方が高く、快適に過ごせます。
⑤コンパクトSUVの中では、収納スペースは豊富な方。
新型ヴェゼルは、センターコンソールには飲物の高さに応じて深さをアレンジする事が出来るマルチユーティリティドリンクホルダーが用意されています。
2つ分置けるスペースがありそれぞれが独立しているので、カップコーヒーなどは浅めに・ペットボトルは深めにして同時に置くことも可能です。
またセンターコンソールの下側には眼鏡ケースなどが入る収納も用意されており、限られたスペースを有効に活用しています。
コンパクトSUVは収納が少ない車種が多いですが、ヴェゼルは狭いなりに工夫をして収納を確保しており、使い勝手は良好です。
ヴェゼルのデメリット(欠点)
①全高1,605mmは一般的な機械式立体駐車場の制限オーバー。
全(長4,295mm×幅1,770mm×高1,605mm)の新型ヴェゼルは、コンパクトなボディーで運転しやすいSUVになります。
ただ全高が1,605mmとやや中途半端な数値となっており、一般的な機械式立体駐車場の制限はクリア出来ていません。(全幅1,850mm・全高1,550mm以下のところが多い)
ライバル車のCX-3・CH-Rと比較すると、どちらも全高を1,550mmに抑えてきており、高さ制限をクリアしています。外出先での駐車場探しを考えると、ライバル車の方が楽かもしれません。
②万人受けするデザインではあるが、スポーティーさには欠ける。
高い人気を誇るコンパクトSUVの新型ヴェゼルですが、エクステリアは万人受けする無難なデザインとなっており、ちょっとインパクトに欠けます。
また後席のドアハンドルをサイドガラスの後方に持ってきてクーペスタイルにしたものの、全高は1605mmと高めで腰高な感は否めず、やや中途半端なデザインとなっています。
その点ライバル車のCH-R・CX-3は精悍なフロントマスク・ワイドローな車体とスポーティーなSUVに仕上がっており、男性向けといった感じです。
ヴェゼルのまとめ
新型ヴェゼルは、コンパクトSUVながらミドルクラス並の室内の居住性とラゲッジスペースを確保しており、実用的な車種となっています。特にこのクラスは後席が狭い傾向がありますが、ヴェゼルは大人の男性が乗っても足元空間に余裕があるので、長距離ドライブが好きな人には良いかもしれません。
それでいて燃費性能も高く、平日は普段の足として・休日はお出かけといった使い方をするにはまさに最適な1台です。予防安全装備もホンダセンシングの搭載で安全性能は高く、子育て世帯にもおススメなSUVとなっています。